特別展のご案内

特別展のご案内

語らい座大原本邸では12月23日より特別展が始まりました。

特別展
大原家に残る書簡の数々
~大原孫三郎と石井十次の往復書簡~

今回の特別展は、大原孫三郎と、日本で初めて本格的な孤児院を設立し生涯を捧げた〝児童福祉の父〟石井十次との往復書簡を展示しております。

◆今回の見どころ①

今回の見どころは、なんといっても「往復書簡」が展示されていること。通常、手紙というものは相手から届いたものだけが保管されているわけで、こちらから先方へ送られた手紙がこちら側に残っていることはまずあり得ません。

このたびは、双方の書簡がセットになって大原家に保管され、展示できたことがまず稀有だと思われます。

◆見どころ②

孫三郎が十次に宛てた手紙は「封緘葉書(ふうかんはがき)」が使用されていること。現代でいえば「ミニレター」ですね。新しい通信手段をいち早く利用しているあたり、いかにも孫三郎らしい進取の気風が感じられます。当時のミニレターがどんなだったか、ぜひご覧ください。

見どころ③

孫三郎がいかに筆まめであったかも伺えます。孫三郎からの複数回の便りに対し、十次からは1通の返信――といったやりとりにも、二人の当時の日常の様子や心模様を想像できそうです。

見どころ④

これらの展示について、今回は水島 博研究員による解説を詳しくお読みいただけるウェブページもご用意しました。展示ケースに二次元バーコードがございますので、これをスマホで読み取っていただくと、解説ページへ飛びます。ぜひご利用くださいませ。

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展示期間は以下のとおり。皆さまのご来館を心よりお待ちいたしております。

【特別展開催期間】
2025年12月23日(火)~2026年2月1日(日)
開館時間:9:00~17:00
※最終入館は16:30まで

休館日:月曜日・年末年始
※年末年始については開館カレンダーにてご確認ください。
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【有隣学講座でも解説】
1月には、水島研究員によるリアルな解説をお聞きいただける「有隣学講座」も開催いたします。(こちらは満席となっております)