第1回くらしき有隣学講座2026 のご報告

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    6月26日(金) に今年度第1回目のくらしき有隣学講座を開催しました。この日の講師は、倉敷美観地区にある日本郷土玩具館の館長、大賀紀美子さんです。

    テーマは『まちのたたずまいに文化のかおりを感じて』

    会場はご覧のとおり、大賀さんファンで満席となりました。

    大賀さんは、倉敷民藝館の初代館長 外村吉之介氏のアドバイスを受け、「日本郷土玩具館」を開館。

    先人たちの残した美しい倉敷の景観を引き継ぐとともに、伝統を守るだけでなく、それらの本質を見極め、現代の暮らしに調和させる美意識の高さで多くの人を魅了していらっしゃいます。

    2024年には歴史的環境の保全に尽力した人に贈られる峯山冨美賞を、2025年には倉敷市文化章を受章され、「倉敷伝建地区をまもり育てる会」の二代目会長として13年間務められました。


    この日も、日本郷土玩具館を開館した時のことや、倉敷民藝館の初代館長外村吉之介氏や大原總一郎との交流など、民藝運動が倉敷の地で花開いた当時の思い出を活き活きと語ってくださいました。



    お話のあとには、会場の皆さまとの語らいの時間。

    ご参加者さま:「これからの世代に伝えたいことはなんですか?」

    大賀さん:「今の若い方やお子さんには、もっと〝本物〟に触れていただきたいなと思います」

    大賀さんにさまざまな質問が寄せられ、その一つ一つにていねいにお答えになる大賀さん。
    「〝本物〟とは一体なんでしょう?」


    深く根源的な質問を、真剣なまなざしでお聞きになった大賀さん。後日あらためて、こんな回答をお送りくださいました。
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    本物とは何かを考えることがこれからの大切なテーマですね。倉敷の景観に相応しい現代の建築とは?本物の観光とは?等など…

    この度は郷土玩具に光を当てました

    ○人間の創造する力を育むことが出来る玩具の可能性は無限にあると思われる

    ○手作りの良さは作り手の息吹きを感じるような温かさがある

    ○美しいものは選び求められる

    私はそれらを本物と信じ心ある玩具の多彩な活躍に期待しています

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    大人たちの語らいの脇では、大賀さんが会場へお持ちくださったお気に入りの郷土玩具で遊ぶ小さなお嬢ちゃんの姿が。まさに〝本物〟に触れていました。


    「触ってもいいんですか?」
    「どうぞ、どうぞ。郷土玩具は触ってこそ、その良さがわかるんですよ」と大賀さん。確かに、これらは美術作品ではなく、子どもたちが使って遊んでいたおもちゃなんですよね。

    思わず、その素朴でていねいな作りのおもちゃに見入る参加者の皆さま。


    ママと一緒に遊べて楽しそう。とても温かで素敵な光景でした。
    ***
    <会場の皆さまのご感想>一部をご紹介
    ◎郷土玩具を通して家庭に温かさを育み、それが社会と繋がった時に自然と優しさが生まれ、よりよい町ができ、心が満たされたものになっていったんだなあと思いました。

    今はそれが与えるだけのものが多いように感じ、もっと親子で楽しめるような工夫が必要であると痛切に感じました。

    ◎大賀さんのお気に入りの玩具を触ることができ、娘の記憶に残ってくれたら嬉しいな、と思っております。

    ◎本や資料でしか知り得ない出来事、郷土玩具館の成り立ち、外村先生とのやりとりなど生のお声を聞くことができてとても楽しかったです。大賀さんの若さの秘訣もチャンスがあれば次は伺いたいと思いました。


    本当に若さと美の秘訣もお聴きしたくなる、素敵な大賀さんでした。ぜひ日本郷土玩具館へもお運びください。

    ▼日本郷土玩具館 ウェブサイトはこちら
    https://gangukan.jp/