有隣学講座、折り返し地点
有隣学講座、折り返し地点
リリースしてあっという間に 全回満席御礼を頂戴した 有隣学講座2025大原家に通底する社会貢献の その後を歴史的にたどり 地域とのつながりの深さと 長さを再確認する中で、 共に学びを分かち合い語り合う場です。 おかげさまで第3回目を迎え、 折り返し地点となりました。 今回は倉敷民藝館より 森原絵理香学芸主幹を お迎えしました。
前半は柳 宗悦が興した民藝運動と その広がりが紹介され、 民藝の精神について 教えていただきました。 そして大原家が後押しをし 倉敷民藝館が設立され 倉敷のまちに民藝が根づくまでの 足跡をたどりました。
そして。
今回はいつもと趣向を変えて、 後半には手しごとのお時間。 備中和紙で金封づくりに 挑戦していただきました。 備中和紙は倉敷で作られている 民藝品の一つ。 岡山県郷土伝統的工芸品にも 指定されています。備中和紙の歴史は古く、 800年頃に和紙の製造技術が 備中地区に伝わり、一時期は 一大産地となっていました。 その後一旦途絶えかけますが、 現在は後継者によって 復興しています。 この貴重な備中和紙を 参加者の皆さまに お手に取っていただくという なんとも贅沢なワークショップ。
「久し振りに折り紙してるみたい!」 「これ、結構 頭使うわ~!」 皆さま、意外と悪戦苦闘(笑) でもわいわいと楽しそう。
倉敷民藝館のスタッフの皆さまも 駆け付けてくださり テーブルごとにやさしく レクチャーしてくださいました。
こんな素敵な金封が完成。 お連れのお子さまの この笑顔! (彼も上手に折っていましたよ) ‥‥というわけで、 この日も楽しい夕べを 過ごしていただきました。
本邸の外に出てみると なんとも幻想的な世界が。 この日はちょうど 『ハートランド倉敷2025』が 始まり、美観地区一帯が ライトアップされていました。 いにしえの人々も今宵のように 民藝を傍らに語らい 月明りの下 倉敷川の水面に映る 柳並木を愛でていたのかも しれませんね。 次回の有隣学講座は11月。 倉敷考古館から 話題提供していただきます。(※) どうぞお楽しみに。 (※)現在有隣学講座は すべての回満席となっております。 キャンセルの場合もございますので ご関心ある方は 語らい座大原本邸まで お問合せください。