大原家のスピーカー、有隣荘へ
大原家のスピーカー、有隣荘へ
10月7日より、語らい座大原本邸のお隣 大原別邸の有隣荘にて 「令和7年秋の有隣荘特別公開」が 開催中です。 今回のテーマは、 森村泰昌「ノスタルジア、何処へ。」 ―美術・文学・音楽を出会わせる―
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 大原美術館の本館、有隣荘、 児島虎次郎記念館の3カ所を 巡りながら体験していただく、 「回遊式の展覧会」です。 それぞれの景観を壊すことなく、 むしろ寄り添う姿勢を保ちながら、 「美術」「文学」「音楽」が 分かちがたく結びついていた 在りし日の日本文化の可能性を、 分断の時代と言われる現代に いかに活かせるかを探ります。 ーー大原美術館 特設サイトより https://project.ohara.or.jp/ohara_yurinso ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
第2章の会場となる有隣荘では、 美術×音楽の展示をご覧いただけます。 音楽をこよなく愛した大原總一郎は、 1970年の大阪万博のために 「十二面体音楽堂」というプランを 構想しておりました。 残念ながら実現出来ずに終わった このプランに着想を得て、 現代美術家 森村泰昌氏が制作した オブジェ・スピーカーと オリジナル音による 多重音的な環境が 有隣荘内に実現されています。
この音楽環境の一部として、 当館ブックカフェに設置している スピーカーが期間中有隣荘へお引越し。
1950年代前半(昭和20年代後半)の 旧い英国製です。 森村氏のために チェロ奏者 中川裕貴氏が制作した 音楽作品をお聴きいただけます。 1970年の構想から2025年へと時を経て、 倉の中とはまた違う 有隣荘でしか体感できない空間での 音の響きをぜひお楽しみください。
3つの会場を回られた後には、 大原家が実際に住んでいた 大原本邸へも ぜひお立ち寄りください。 大原家当主の足跡をご覧いただける展示のほか、 ブックカフェでは淹れたてのコーヒー、 冷たいアイスコーヒー、 また奥座敷ではお抹茶をご用意しております。 ぜひご休憩場所としてご利用くださいませ。
今週末10/18(土)~19(日)は 美観地区一帯で 『倉敷屏風まつり』や、 秋季例大祭と阿智神社の神事も 開催されます。
▼倉敷屏風まつり
https://www.kura-cci.or.jp/area/byoubu/
▼阿知神社秋季例大祭
https://achi.or.jp/schedule/aki
この週末、豊穣の秋とアートが 繰り広げられる倉敷をお楽しみください。
▼語らい座大原本邸 入館のご案内 https://www.oharahontei.jp/info/