山極壽一先生×高校生
《夢のような企画》
7月28日は素晴らしい一日となりました。
第26代京都大学総長で、
現在は総合地球環境学研究所の所長でいらっしゃる
山極 壽一先生が、
語らい座大原本邸へお越しくださいました。
 
地元高校生とのトークセッションという
なんとも贅沢な場!
山極先生には、前日7月27日に
公益財団法人有隣会主催:第66回 大原孫三郎・總一郎記念講演会で
『人類はどこで間違ったのか ーゴリラの目でみたコロナ後の社会-』
と題して基調講演を行っていただいたところです。
 
せっかく倉敷へお出でいただいたのだから、
これからの時代を担い日々勉強を頑張っている高校生諸君に
山極先生へ直接質問ができる機会を‥と、
大原謙一郎名誉館長の計らいで実現した、夢のような企画。
 
山極先生は、会場のブックカフェに入られると、
「じゃ、早速始めましょう!」
「そうだなぁ、じゃあ質問の前に、自分を動物に例えると何かも言ってみて」
――― 緊張していた高校生たちの空気がフッとほどける瞬間でした^^
 
 
 
 
 
そこから次々に手が挙がり、鋭い質問、おもしろい質問、
自分の進路や人生について、
山極先生にストレートに質問をぶつけていました。
 
その一つ一つに真摯にお答えになる山極先生。

 
質問に答えたあとは、自分に例えた動物について
エピソードを教えてくださいました。
 
珠玉の言葉を一つも取りこぼさないように‥と、
メモを録り、真剣なまなざしの高校生たち。
 
先生のお話の中で、研究者に必要な要素(心構え)として、
よい問いを立てることと、
他者との対話を大切にすること‥というのがあったのですが、
まさにこの場が、素晴らしい問いと対話の場でした。
 
 
 
 
 
終わってからも興奮冷めやらぬ高校生たち。
今日のことがきっかけとなり
彼ら彼女らが素晴らしい夢と進路を掴むことを願ってやみません。
山極先生、本日は本当にありがとうございました。